- STOTT PILATES認定インストラクター
- Pilates Academy International認定インストラクター
- Cara ReeserによるThe Heritage Trainingコース 修了
- ピラティス
最初はエアロビクスのインストラクターをやっていまして、もうひとつカテゴリが欲しいと思ったのです。
次の指導カテゴリーとして、ステップかヨガ・ピラティス系のどちらを取るか悩んでいたのですが、昔からストレッチが好きだったのと、当時パワーヨガにハマっており、ヨガ・ピラティス系を選びました。
その時はヨガ・ピラティスブーム真っ只中で、指導の需要もあり、まずはAFAAのマットサイエンスという資格を取りました。
あるスポーツクラブで、『ピラティスボディメイク』 というクラスの担当になったのですが、それを他のインストラクターから「それはピラティスじゃない」と指摘されて(笑)
「ピラティスって何なの?!」って思ったところから、追い求める旅が始まりました。
当時ピラティスをやっている先生も少なかったので、首都圏にいる先生を調べて、片っ端からレッスンを受けにいきました。
その時出会った、最も分かりやすく魅力的な指導をする先生のバックグラウンドが、カナダのトロントに本部がある『ストットピラティス』でした。
こんな風に、ピラティスを学ぶようになってきたのもすべて運命だと感じています。
1つめは、ピラティスはリハビリがベースとして始まったので、どなたでもできるということです。
痛みや手術というものをきっかけに、美しい姿勢や正しい身体の使い方を見直す方が多いです。
ほかにも医者に診断されてなんとも無いと言われたけど、「でも痛いのよ!」っていう方や、 徐々に良くなってきたけどフィットネスクラブに行くには勇気がいる方など、 フィットネスクラブと医療機関との境目をカバーできるところがピラティスのいいところだと思います。
私のお客様の中には田中咲百合さんを始めインストラクターも多いのですが、自分の身体と向き合う時間・本来身体が持つ機能を取り戻す時間にもなりますし、動きのパフォーマンスを高める為にも、ピラティスは有効です。
本当に幅広く老若男女できるところもピラティスの魅力です。
ヨガと比べて最近はフィットネスクラブからピラティスが減ってきたことで周りに心配されるのですが、私は全く心配していません。むしろ特別感が出てきたと思っています。
体の痛みを何とかしたい人やスポーツ選手など、本当に必要な人がやっているエクササイズになってきているんですよね。
2つめは、意識をしながら身体を動かすことで身体がすっきりするとともに、頭の中にある悩みやごちゃごちゃもスッキリすることです。
身体だけではなくて心も変わってくるのが魅力なので、それを伝えていきたいです。
『ホームフィットネス24』の他のピラティスの先生方もおっしゃっていますが、本当に実感しにくいエクササイズなんですよ。
だから今回の『ホームフィットネス24』のように、入り口を増やしてもっとピラティスが広まったらいいなって思っています。
いろんな方に必要なものだと思いますが、知られていないのはやはり実感しにくいからだと思うんです。
正しく行えば必ず効果が出るので、私も多くの人に知ってもらえるように頑張ります。
私は当時日本では学べるだけ学んだと思っていて・・・。(笑) もっと深くピラティスを知りたくて海外に飛び出しました。
当時、英語は受験英語程度のレベルで話せませんでした。
それでも、海外の先生方の言葉を自分の耳で聞けるようになりたい!と勉強し、今では通訳を介して100%聞けたことよりも、あまり分からないけれど60%ぐらい自分で聞けたことのほうが感性が高まると実感しています。
日本語だといっぱい話せてしまうじゃないですか。(笑) でも英語だと話せない分、感じることができるので、感性を高める旅にもなっています。
今はピラティスの歴史に触れ、その知識を深めたいから海外に行っています。それは日本では学べないことですね。
考案者のジョセフ・ピラティスはドイツ人ですが、彼がニューヨークで実践した、リハビリをベースとしたエクササイズが怪我をしたダンサーの間で広まったものなので、ニューヨークが発祥なんです。
『ピラティス第一世代』という、ジョセフ・ピラティスから直接学んだ代表的な7人がいるんですが、その人たちから受け継いだ人たちが『第二世代』と呼ばれています。
第二世代といっても本当にたくさんの方がいらっしゃって、その中でも私がアメリカのカンファレンスで感銘を受けた先生のひとりCara Reeserから、今は歴史を含め伝統的なメソッドを学んでいます。昨年10月から4回に渡り、アメリカで彼女から学ぶことができました。
アメリカって規模が違って、全土から たくさんの方が学びに来ているんです。そこで知り合った人を訪ねていったらアメリカを旅できちゃうぐらいです。そういう繋がりから情報もたくさん入ってくるので、思いもかけない出会いが持てるのも海外留学の魅力かなと思います。