- 出身地
- 神奈川県
- 居住地域
- 神奈川県横浜市
- インストラクター歴
- 2013年より指導
- 誕生日
- 6月19日
- EAST MARTIAL ARTS代表
(https://www.east-martialarts.com/) - (2022年1月現在)
- 【資格】
はり師、きゅう師、太極拳範士5段、公認太極拳普及指導員、スポーツリーダー 等 - 【主な成績】
第18回JOCジュニアオリンピックカップ武術太極拳大会 総合太極拳・42式太極剣女子2位
第28回全日本武術太極拳選手権大会女子規定難度太極拳1位
2013年全日本武術太極拳競技会 自選難度太極剣 2位 第34~36回全日本武術太極拳選手権大会総合太極拳1位 等 - 【学校】
日本体育大学体育学部体育学科コーチング専攻卒業
横浜医療専門学校鍼灸師科卒業
- 24式太極拳(初級~中級)
- 入門太極拳(初心者向け)
- 42式太極拳(中級~上級)
- 太極剣、太極扇
- 太極禅 陰陽功、六合功
- 長拳(初級~中級)
- 武術基本功
- カンフー体操1、カンフー体操2
- カンフーストレッチ
- 中華剣術
幼稚園の頃に急にやりたいと言い始めたらしいです。親に聞いた話なので自分は何も覚えていないのですが。
昔は今みたいにインターネットが発達していなかったことや、やっぱり日本だと中国武術って珍しいので教室を探しても子供が通える距離になくて。母が近くにあった空手教室ならいいよと言ってくれたのでひとまず空手教室に通うことになりました。2年ぐらい習っていましたがやっぱり全然好きになれませんでした…。
小学生の時に転校してきた子と仲良くなったんですが、なんとその子が中国武術を習ってて。もう即見に行って「やっぱりこれだ!」って思ってすぐに入会しました。その先生がたまたま世界でもトップクラスに有名な先生だったんです。その先生についたおかげもあって日本の強化選手に選ばれることができました。
カンフーといえば走ったり飛んだりと駆け回るイメージがあるかと思うんですが、実際そのイメージ通りで始めてみたら…しんどかったです。(笑)
だから何回か辞めようとしたけど、親が本当にいいのかって止めてくれたおかげで続けることができました。
この習い事以外はやっぱり続きませんでした。これだけですね、ここまで続いたのは。自分に合ってるんだろうなと思います。
大会本番の時は自分をワッて広げるんですよ。あとはひたすら丁寧に今までやってきたことを思い出して考えながら動いています。
じつは私はどちらかというと万年2位だったタイプなんです。どうして勝てないんだろうと悩みましたが、実際2位と1位とでは全く違う世界だと思いました。それが1位になって分かったことでした。
中国武術を広めたいです。皆さんどんなものかなんとなく知っていると思うのですが、自分でできる人って少ないですよね。映画とかゲームとか漫画の世界の中のものみたいな印象になっちゃっていて、それを自分がやろうって思ってくれる人が少ないかなと。
中国武術を始めてみようって一歩踏み出すきっかけになりたいです。私もどうにか食らいついてやってきていますし誰でもできるんですよってことを伝えたいです。
今後やっていきたいことは振付等です。例えばCMで使われている太極拳とか孫悟空の棒術とか。あれは結構ダンサーさんや殺陣師とかの人が考えてるみたいで、ん?って動きがあったりします。手の形とか全般的に全然違うときもあります。これは武術関係者じゃない人が考えたなっていうのは見てすぐ分かっちゃうからちょっと悲しくて。私たちのような専門の人たちがいるのになんでそっち行っちゃうのかなって。
それで私たちがやってるものが違うと思われることが多くて…。それっていわゆる偽物を一般の方が見て本物だと思ってしまっている状態です。
他にもカンフーって奇声をあげたり、変なポーズ取ったりのイメージが強いんですけど、実際のものと結構ズレが大きくて、そうなっちゃったのは自分たちが担わなかったからなんだろうなと。
カンフーの世界のみんなを守るためにも、そうゆうところを自分が担えるようになれたらいいのかなって。私たちがやってきたものを大切にしたい。
じつはこの間、歌手をしている方が自分の歌に剣の舞を入れたパフォーマンスをRIZINでやりたいということで私に振付の依頼をしてくれました。カンフーって普通はリズムに合わせることは一切しないんですよね、それをすると一気にダンスみたいになっちゃうので。だけど自分たちが持ってる中から、合わせても変じゃないように上手く繋ぎ合わせていくためにいろんな工夫をしました。
そのままのカンフーの動きをやってもちょっと気持ち悪くなってしまうので、自分たちの許容範囲の中でらしさを無くさない程度にどうやって崩していくかを考えるのも面白かったです。
この振付指導は自分たちにも新しい世界を見せてくれたと思っています。ポップスとも意外と合うんだなって思いました。
70歳や80歳になっても始められるのが魅力です。その年代から始めても太極拳のようなゆっくりした動きだけでなく、意外と速い動きで大会に出ている人も居ていろんな世界があります。私の教室では19歳から76歳までの生徒さんがいらっしゃいますが、始めるのが遅くても全然問題ないなって思います。
皆が憧れるゲームや映画や漫画の中の動きは結構カンフーの技が多く使われているのでそれも勉強できて面白いんじゃないかな。ゲーム内の武器の種類ってすごくあるんですけど、それも全部カンフーにはあるし自分で出来るようになります。
だいたい私たちの世界では2、3歳ぐらいから始める子が多いんです。私は9歳から始めたからちょっと遅い方なんですよね。そのぐらいから始めると選手になることができたりしますが、大人からはじめても大会選手を目指すことができるし先生にもなれます。ちょっと難しいキックも案外すぐできるようになりますしね。
昔の人たちが何世代にもわたって研究し作り上げてきてくれたものなので、それに沿ってやっていくとやはり理にかなった動きになっているのですよね。年齢も男女も関係なく安心して始めていただけると思います。