「雨に唄えば」という映画見てダンスに憧れを抱いたことがきっかけです。14歳の時にタップダンスを習い始めました。それまでの私は、運動音痴だし、これといった趣味も特技もない子供だったんですけどね（笑）
その時のタップダンスの先生が「これからの時代はエアロビクスがすごいぞ」みたいなことを言っていて、頭の片隅にずっと残っていたんです。

それから短大で教員の免許を取ったんですけれど、単位が足らず、なんと卒業できなかったんですよ！
短大生活も３年目に突入してしまって、実は就職も「どうしよっかな」「何しよっかな」ってぐらいだったので、エアロビクスのインストラクターの養成コースに行かざるを得なかったんですよ。
「もうそのままフリーでやろうかな」って思って、最初からフリーで19歳の時にデビューしました！
今から思うとね、本当に幸せなことだと思っています（笑）
３年間短大に行かないといけなかったことや、当時の先生のひとことで今の進路に進めた訳なので、今ではそのときの状況や周りの人に凄く感謝しています。

そういえば、ついこの前、関西はすっごい雨だったんですよ。
私が行ってるコナミの本山南というところが、駅から15分ぐらい歩くスポーツクラブなんですが、もちろん全身雨でビッショビショになって、レッスンが終わって帰ろう電車に乗ったら、レッスンに来られていたお客様と一緒の電車だったんです。
それで「隣いいですか？」って入ってきてくださって、その方もどんだけってぐらいビショビショ！
実はここ３年ぐらい必ず毎レッスンに来てくれているお客様だったんですけど、なんとスポーツクラブから１時間半も電車に乗り、その駅から20分間歩くところに住んでいらっしゃることを知ったんです！
３時間前から行列をしてくれているお客様（冗談です笑）は、皆さんそんなバックグラウンドの中で来てくださるんだなって思ってすっごく感動しちゃいました。

その時はエアロビクスだったんですけど、神戸で震災が起きて仕事が全部無くなってしまったんですね。それがきっかけで留学したんです。
東京とニューヨークとロサンゼルスに行って、最後ハワイに行ったんですけど、とにかく海外のインストラクターやダンサーは、言い訳を一切許してもらえないので、言い訳をしないってことを学びました。
ターンでも日本だと「今日は体調が悪いから回れない」とか「ちょっと今日はしんどいからこの仕事ミスしちゃったよ」とかたまにあるんですけど、向こうは「一度回れなかったらもういいよ」ってことで仕事も無くなっちゃうんですよ！
そんなこともあったので、そうゆう人たちとたくさん出会えたことが自分を変えたと思っています。

将来の夢は、ダンスでいろんな人を笑顔にしていって、平和な世の中にしていくことです！

ダンスバトルでいろいろなことが戦えたらいいなってくらい（笑）
凄く暴力的なダンスもあれば、その反面、泣いてしまうようなダンスもあるじゃないですか、めちゃめちゃ笑うダンスもあるし。
ダンスって本当にいろんな表現があると思うんです！
いろんな感情をダンスをすることで発散して、でも実際は平和！みたいな世の中が作りたいなって、20歳で留学した時に思い、今でもそれを忘れていません。

じゃあ実際「何をしたらいいんだろう」って思うと、スタジオを作ったり自分を売り込んだりということではなくて、たくさんのお客様の毎日の生活の中に入っていきたいんですよ。お客様の生活の一部になるっていうか。
これからもレッスンをすることが自分の目標です。いつもレッスンをしていたいですね！嫌なことがあっても「ダンスを踊ったら忘れたわ」って人を一人でも増やすのが夢です。
だから、いじめの問題にしても「ダンスバトルで解決しようよ！」ってなってくれるのが理想なんですけどね（笑）
引きこもっていても、こんな感じで（ホームフィットネス24の動画のこと）家で踊って得意なものが増えて外に出ていけるようになったらいいなって思います。
自分自身もコンプレックスが無くなっていったきっかけはダンスだったんです。だからこそ言えます！
今好きなことを仕事にできているので、とても幸せです。