昔からバスケをしていたのもあり、たまたま大学でスポーツジムのバイトをしていたんですよね。
自分自身もトレーニングが好きだったし、それを人に伝えるようになったのがきっかけでした。

お客様にレッスンに参加してもらったり、トレーニングの指導をした後に「変わったわ～」「あなたのおかげで楽しめる」とかそういうことを言ってもらえることが幸せで。

「自分の好きなことをして、喜ばれて感謝されて、最終的にはそれで生活に必要なお金がもらえて。自分に合ってる！」そんな仕事と出会えた僕は幸せ者だと思っています。

今までしてきた仕事の中で一番長続きしたのも大きいですね。
仕事は辛いもんだと思ってたら「あれ、こんな俺楽しめたっけ」って。

一番近くて尊敬している人は、魚原大さんです。 自分にはエアロビクスとかダンスは無理・向いてない、って思ってたんですよ。 でも魚原さんと出会ったときに、こんな人になりたい！って思いました。
僕の中では凄く衝撃的な出会いでした。あんな大人になりたい！って。それがあって今インストラクターを続けてるんだろうな、って思ってますよ。

実は僕すごい緊張しぃなんですよ。（笑） 表現することが好きだけど自己満足で終わっちゃうというか、自分が得意な所は表現が好き、でも人前に立つとかの自己表現は苦手なんです。
魚原さんはどこにいても誰に対しても120%の自分を出して、楽しませるとか感動させるってのを一番に考えてるように見えました。「これがプロだな」と。
僕は僕なりなんですけど、あんな風になれたらすごいなぁって思いました。

一つは「日本一」って言葉がすごい好きで、日本一になりたいなって思っています。

実は僕は宮崎駿さんが大好きなんです。 振る舞い方から仕事の情熱とか、ニュースに出たときもプロフェッショナルなのは本当に凄いと思っています。あの方は子供たちに未来も与えるし、「今はこんな生きるのが辛い時代だけど、こんな素晴らしい世界はないよ」って簡単に言っちゃいますしね。
引退の時もですけど、あんだけ情熱もって仕事したいなって僕も思いますし、せめて結果であの方みたいに日本一になりたいって思っています。

最終的には自分で店持ってスタジオ持って、自分なりの日本一になりたいなと思っています。

自分が辞める時にお客様から花を頂いたり寄せ書きをもらったり、何かお別れの言葉を頂けた時に僕自身うるっときましたね。そういう言葉をもらえて、インストラクターをしていて良かったなぁって。
僕もただの一人の人間なんですけど、一人の人間がたくさんの人を喜ばしたり変えられるのはすごいなぁって思いました。

「こんなこと自分でもできるんだ」って思ったし、僕も普段映画見てすごいって感動して泣くわけじゃないですか。
同じではないですけど、自分の表現や存在が、感動とか喜びを与えられたら、それ以上の人生は無いんじゃないですかね。