高校を卒業後、特にやりたいこともなく東京に行ってアルバイトをしながら生活していたんですね。
その時たまたまお母さんが病気になったのがきっかけで地元に戻ってきて、 とあるスポーツクラブでアルバイトを始めたのがきっかけです。
その時に初めてリトモスを知って「なんだこの楽しいのは」「どうしたらこんなインストラクターになれるんだろう」と思いました。
そこでインストラクターになるための方法を調べて、初めて勉強しに行ったのが竹ケ原佳苗先生のリトモスでした。
業界を何も知らないまま先生の所に行ったのでびっくりしました！ 今でも竹ケ原先生が大好きで、先生がしっかり指導して下さったお陰で今があるんだなって思います。

中学3年の時に宝塚に入団したいと思って、そこからダンスを始めたんですね。 毎週土日に東京の宝塚音楽学校に入学するためのスクールに通っていました。
もう高校1年から3年間本当に全てを賭けていたんですね。 両親にも「どうしてもこれはやりたい！」って協力してもらっていました。

18歳までしか入学試験を受けられないんですが、高校3年の時に試験に落ちて…荒れましたね。 もう今まで我慢していたものが全てバーン！って。
周りの人も私が宝塚を目指してるってことを知ってたので、落ちた時は恥ずかしくて地元にいられなくて、 それで就職も決めずにポンッと東京に出て、スクール時代の友人宅などに泊めてもらっていました（笑）。
そろそろ定職を見つけなきゃと思いテーマパークのダンサーもいいなぁなんて思っていた矢先、 母が倒れたので「一人っ子だし…近くにいてあげよう」と戻ってきて今に至るんですよね。

自分の中で期限を設けておりますので その時まではとにかく思いっきりインストラクターとして 一つ一つのレッスンを大切に仕事をしつつ、 いつか休養に入り、またこのお仕事に復帰できたらなと 思います。
最近ですと、有田麻里子さんや冨田千晶さんみたいに復帰できたら理想ですね。 でもお二方とも凄くベテランさんで活躍されていたから、自分もそれ以上に頑張らないと、と思います。
この仕事が好きなんですよね、なんか仕事してるって感覚じゃないんです。

ありきたりですがお客様に「楽しかった！」って言って頂けるだけで、毎回とても嬉しいです。
一度病気をされてずっと来れなかったお客様が、久々にレッスンに復帰された時に 「本当に幸せだった」って号泣された方がみえました。 入院されていて思うように体を動かせない時期があって、でもこうやってまた運動できるようになって本当によかった！って。
その時は本当にこの仕事をしていて良かったなって思いました。